コンテナ洗浄機は、導入する際の初期費用だけでなく、電気料金や水道料金などのランニングコストがかかります。ここでは、コンテナ洗浄機のコスト削減に対応しているメーカーおよび、コスト削減に対応している具体的な仕組みや技術などについてまとめました。
Googleで「コンテナ洗浄機」と検索し、公式サイトが表示された中から、コンテナ洗浄機になんらかのコスト削減の対策を施しているメーカーと機種を掲載しています。(2024年4月23日時点)

ランニングコストを削減するために、燃料使用量および水使用量の削減に対応しているコンテナ洗浄機を提供しています。燃料使用量の対策では、断熱二重板金により板金からの放熱を防ぎ熱効率をアップするとともに、排水排熱回収により、排水の熱を利用して洗浄機で使用する水を温めることが可能です。
水使用量削減では、通常排水される水をろ過装置を経由させることにより、再生すすぎ水としてリサイクル。これにより、従来型の約3分の1程度に削減することが可能です。
| 会社名 | 株式会社クレオ |
| 所在地 | 東京都中央区八丁堀3-19-9 ジオ八丁堀ビル5F |
| 電話番号 | 03-3553-1900 |
| URL | https://www.a-creo.co.jp/ |
排水利用型排熱回収装置を搭載した省エネ型洗浄機は、洗浄機から排水される汚水の熱を利用して洗浄機への供給水をお湯にすることができます。また、この装置は従来の機種下部に収納することができるため、スペースを取ることもありません。
汚水から排出される湯気で洗浄室が高温多湿になることを防ぐことができるため、作業環境の改善を図ることも可能。また、熱エネルギーを削減することにより、蒸気の燃料費や電気ヒーターの消費電力を削減することもできます。
| 会社名 | 株式会社キョウドウ |
| 所在地 | 東京都大田区東蒲田2-30-17 |
| 電話番号 | 03-3736-2311 |
| URL | http://kyo-do.net/ |
排熱回収システムを搭載した容器洗浄機は、タンクオーバーフロー排熱と洗浄室の排気熱の2つの回収により、ランニングコスト削減に対応しています。
タンクオーバーフロー排熱の回収では、洗浄タンクからオーバーフローする温水を排熱回収タンクに回収し、熱交換器で給水を昇温してすすぎタンクへ給水します。一方、洗浄室の破棄熱の回収では、洗浄室内の湯気を排気ファンで吸気し、熱交換器で昇温してすすぎタンクへ給水。
また、洗浄室内の湯気の温度も下がるため、作業環境の改善も可能です。
| 会社名 | 有光工業株式会社 |
| 所在地 | 大阪府大阪市東成区深江北1-3-7 |
| 電話番号 | 06-6973-2001 |
| URL | http://www.arimitsu.co.jp/ |
「省エネ」「環境」「省人」をキーワードに、洗浄コストの削減を追求した容器洗浄機を提供しています。水使用量削減では、省エネと環境への配慮として、ダブルリンス機能により補給水の節水に努めています。また、すすぎ水を循環ろ過することにより、すすぎ後の排水量の半減にも対応可能です。
熱量削減では、洗浄機の機体に断熱パネルを貼ることにより、気体からの放熱を削減。また、排熱回収装置により、排気される湯気の熱も再利用しています。
| 会社名 | 北沢産業株式会社 |
| 所在地 | 東京都渋谷区東2-23-10 |
| 電話番号 | 03-5485-5111(ダイヤルイン案内) |
| URL | https://www.kitazawasangyo.co.jp/ |

重ねたままの状態で洗浄・乾燥に対応可能なコンテナ洗浄脱水機は、オリコンを広げたり畳んだりする労力がゼロとなるため、作業効率アップだけでなく人件費削減にもつながります。
また、コンテナ洗浄脱水乾燥機は、オリコンや番重などを2山単位で洗浄でき、熱源なしで空気を活用して脱水乾燥を実現。そのため、大幅な省エネが可能です。
食品流通業の物流センターでは、コンテナ洗浄脱水機導入により、年間1,200万円のコストダウン(※)を実現しています。
| 会社名 | クロダ技研株式会社 |
| 所在地 | 石川県金沢市問屋町2-34 |
| 電話番号 | 076-238-1459 |
| URL | http://kurodagiken.com/ |
微酸性電解水で洗浄殺菌するコンテナ殺菌洗浄機は、熱水によるすすぎを必要とせず、殺菌水の過熱には排熱を利用するため省エネが可能です。搬入側に排出される熱気をファンで回収し、給水に熱交換する「エネナジーセーブ・システム」を採用。
また、搬出側に排出される熱気を回収し、熱を循環させる「ドライヤー・システム」により、加熱蒸気の使用量を抑えることができます。さらに、循環の前すすぎと新しいお湯の仕上げすすぎによるダブルリンス方式により、水使用量削減も可能です。
| 会社名 | 有限会社エス・ジェイ・エム・ジャパン |
| 所在地 | 埼玉県上尾市菅谷241-3 |
| 電話番号 | 048-778-3838 |
| URL | https://www.sjm-jp.com/ |
「シンプルな操作性」「高水準乾燥」「容器にダメージを与えない搬送」「日常メンテナンスの容易な機構」が容器洗浄機の基本コンセプト。コンパクトタイプから大量処理型まで、効率的かつ洗浄対象を選ばないオリジナル設計が強みです。
コスト削減では、断熱による放熱対策や排熱回収のほか、乾燥機の熱交ドレンを洗浄機に戻すことで省エネと節水を実現。また、排水ろ過装置により、洗浄排水をろ過してすすぎ水として循環利用することができます。
| 会社名 | 株式会社プラテック |
| 所在地 | 東京都港区浜松町2-1-12 浜二ビル5F |
| 電話番号 | 03-3437-1161 |
| URL | http://www.platec-pallet.jp/ |
ここでは、コスト削減についての対応が公式サイトに記載ある7社を紹介しました。コンテナ洗浄機メーカーはオーダーメイド対応が多く、ここに記載あるメーカー以外もコスト削減についても考慮して設計してくれます。数あるコンテナ洗浄機メーカーのなかでも特徴ある3社を紹介していますので、ご確認ください。今欲しいコンテナ洗浄機はここにあります。
コンテナ洗浄機はどのメーカーでも、置く場所を確認のうえ適したサイズのものを提案してくれます。しかし、選ぶポイントはサイズだけではありません。工場が目指す課題解決にも寄与できる特徴あるコンテナ洗浄機と、それを提供するメーカーを紹介します。
引用元:ショウワ(http://www.e-showa.net/product/container-washer/)
引用元:イプロス(https://ls.ipros.jp/product/detail/384359003)
引用元:SJM(https://www.sjm-container-washingmachine.com/about/)